2007-01-01から1年間の記事一覧

「巨匠のように語る」こともできなければ、「普遍的に書く」こともできない僕にとって、今は若々しく、言葉にすることの可能性を自問することが、いかに大事な事か。

日本近代建築をかんがえるあいだに、いつのまにか不毛なモノローグを繰り返しているのに気づくことがある。その不毛な感じは、いつも僕をいらだたせるものだったし、長年「建築」を語ることへの疑いの証左をそこに見いだしていた、ような気がする。 その「不…

絶版に陥っている拙著『国学・明治・建築家』(1993)をネット公開することにした。

(初版の序は審査員の一人だった中沢新一氏が書いてくれたのだが著作権もあるので割愛します。) その経緯はアセテート編集者日記2007年9月1日の項を参照していただきたい。 本書は平成5(1993)年に刊行された。その経緯は【刊行に際して】という付記に簡…

書名 『国学・明治・建築家 近代「日本国」建築の系譜をめぐって』 単行本: 261ページ 出版社: 波乗社 (1993/10) ISBN4-900451-86-X 定価2300円(本体2233円) amazonへのリンク 著者 中谷礼仁(なかたに のりひと)、1965〜 企画・編集制作 蘭亭社 発行所 …