2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
本稿は、明治期以来の日本近代建築において展開された建築論の変遷から、日本における近代建築の成立過程が持っていた本来的な特質を再び意識的に扱うことによって、明治初期から戦後までの日本近代建築に通底して存在していた、ある観念的な部分を把握しよ…
0・1・1 論文の目的 0・2・1 論文の方法
日本近代建築をかんがえるあいだに、いつのまにか不毛なモノローグを繰り返しているのに気づくことがある。その不毛な感じは、いつも僕をいらだたせるものだったし、長年「建築」を語ることへの疑いの証左をそこに見いだしていた、ような気がする。 その「不…
(初版の序は審査員の一人だった中沢新一氏が書いてくれたのだが著作権もあるので割愛します。) その経緯はアセテート編集者日記2007年9月1日の項を参照していただきたい。 本書は平成5(1993)年に刊行された。その経緯は【刊行に際して】という付記に簡…
書名 『国学・明治・建築家 近代「日本国」建築の系譜をめぐって』 単行本: 261ページ 出版社: 波乗社 (1993/10) ISBN4-900451-86-X 定価2300円(本体2233円) amazonへのリンク 著者 中谷礼仁(なかたに のりひと)、1965〜 企画・編集制作 蘭亭社 発行所 …