2007-10-10から1日間の記事一覧

「物語」としての妖怪談

篤胤は後年奇妙な一連の著作を発表しだす。『仙境異聞』、『古今妖魅考』、『勝五郎再生記聞』、『霧島山幽郷真語』などこれらの著作は、幽界あるいは幽界と現世の境界上に発生する、不思議なものがたりを語ったものである。 その年の四月ごろ、東叡山の山下…