2007-11-12から1日間の記事一覧

「私性」から「神性」へ…戦中期における丹下の意味

ここまで書いたら丹下の特質がはっきりとあらわれてれてくるだろう、と思っている。 立原は「人工としての白い花」の中に絶望とある安寧をもって死んでゆく。浪漫派はラヂカルな居直りの果てに望んだがごとく惨落していった。それにくらべて、丹下は強かった…